ハートセイバーAEDコース(アメリカ心臓協会AHA公認)

アメリカ心臓協会 AHA のハートセイバーAED(Heatsaver AED)コースは、世界中のAED講習の基本モデルとなった、世界でもっとも標準的な心肺蘇生法+AED教育プログラムコースです。

実技試験に合格すると、蘇生医学の世界権威である American Heart Association より、世界中で通用する英文修了カード(CPR & AED Certificate)が発行されます。

BLS-AED.net横浜では、2010年12月末より、
新しいAHAガイドライン2010コースに移行しています。
G2005日本語版テキスト/DVDに変更を加えて開催する暫定コースです


2012年3月15日(木) JR根岸線「本郷台」駅 徒歩1分の会場にて
ハートセイバーAEDコース【成人・小児・乳児】 → 受付締め切りました

2012年3月29日(木) JR根岸線「石川町」駅 徒歩3分の会場にて
ハートセイバーAEDコース【成人・小児・乳児】 → 受講者募集中


AEDとポケットマスク/ハートセイバーAEDコースat横浜  ハートセイバーAED講習風景

【義務としての心肺蘇生】

AHAハートセイバーAEDコースは、保育士やライフセイバー、警備員など業務の一部として心肺蘇生を行なう可能性がある人を想定して作られた市民のための心肺蘇生+AED講習プログラムです。(医療従事者向けには別の専門コースが用意されています)

日本で開講されているほとんどの心肺蘇生/救命講習は、「善意に基づく心肺蘇生」を指導するコースであり、ハートセイバーAEDコースのように「職業上の対応義務から心肺蘇生を行なう人」を想定して作られたコースは極めて限られています。

「善意の心肺蘇生」と「義務としての心肺蘇生」― 実はこれは大きな違いです。隣人愛に則った善意の行為であれば、見よう見まねで、たとえ間違った手技であっても法的責任を問われることはありません。しかし「職業上の対応義務」で行なう心肺蘇生法には一定の責任が付いてまわるからです。

どちらも命に関わる行為ではありますが、その性質はまったく異なるという点は認識しておく必要があるでしょう。

義務・業務の一部として蘇生技術を学ぶ必要がある人が、善意の行為を前提とした一般市民向け講習で学ぶのはあまり適切ではありません。

【職業訓練としてのハートセイバーAEDコース】

ハートセイバーAEDコースは、アメリカの労働法規に基づいて作られたAED講習です。

アメリカでは、義務としての心肺蘇生が明確に区別されており、職種によってはAEDを使った心肺蘇生法が行えることは労働者としての義務となっています。

そんなアメリカ合衆国では、ハートセイバーAEDライセンスは公的な資格のひとつであり、職業訓練・法定講習としても位置づけられています。

AHAのハートセイバーAEDコースを修了し、実技試験に合格すると心肺蘇生法に関する世界的権威であるアメリカ心臓協会AHAの国際ライセンスカードが発行されます。アメリカ合衆国では、こうしたCPR+AEDライセンスの取得と2年おきの定期的な更新が義務づけられている職種がたくさんあります。たとえばスポーツトレーナーや旅行添乗員、キャビンアテンダント、学校教員、保育士、警備員などです。

日本においては、「一般市民のうち業務の内容や活動領域の性格から一定の頻度で心停止者に対し、応急の対応をすることが期待・想定される非医療従事者」(通称、一定頻度者)に関しては規定に基づいたAED講習を受講することが義務づけられていますが、ハートセイバーAEDコースは、この一定頻度者講習の要件を満たします。

参考:『AED使用と法律:一定頻度者とは

ハートセイバーAEDコースの特徴

ハートセイバーAEDコースでは、人の命を救うという以前に職業人として「自分の身を守る」ということが前面に打ち出されています。

職業義務として心肺蘇生を行なう可能性がある人にとっては、口対口人工呼吸法は第一選択ではありません

唾液を含めた体液との接触は、肝炎ウィルスなどの病気に感染する可能性が否定できないからです。そのため、ハートセイバーAEDコースでは、口対口(マウスtoマウス)でおこなう人工呼吸法以外に、フェイスマスク/ポケットマスクと呼ばれる感染防護具を使った人工呼吸法を徹底して練習します。

ポケットマスク(フェイスマスク)/AHAハートセイバーAED

ハートセイバーAEDで身につける人工呼吸用感染防護具ポケットマスク


また、成人・小児(1歳〜8歳)の心肺蘇生法・気道異物除去だけではなく、オプションとして1歳未満の乳児(赤ちゃん)のCPR・気道異物除去法も含めることができます。乳児用蘇生練習マネキンを用いて、訓練を行います。小さなお子さんを持つ親御さんや、保育士さん、幼稚園の先生などにお勧めです。

※公募コースの場合、乳児オプションを含めて行う場合とそうでない場合がありますので、お申し込みに際してはご注意ください。

乳児心肺蘇生練習マネキン

乳児(赤ちゃん)の蘇生練習(オプション)


コースはDVD教材に沿って進められます。物語風に進むコースは受講者を飽きさせません。また画面上のインストラクターの動きに合わせて「見ながら練習」(practice while watching)することで、世界で統一された正しい技術を身につけます。



AHA ハートセイバーAEDコースの概略

コース名 AHA Heatsaver AEDコース (ガイドライン2010暫定版)
コース内容 成人・小児の一人で行なう心肺蘇生法、AEDの使い方、ポケットマスク(フェイスマスク)による人工呼吸法、成人・小児の気道異物による窒息への対処法
(オプションとして、1歳未満の乳児へのCPR・気道異物除去法)
受講資格 どなたでも受講できます(年齢制限はありません)
受講対象 1.緊急時に対応義務がある職種・立場の方
2.AED使用に関する公的資格が必要な方
3.一般市民の方

※特に次のよう方におすすめです。保育士、学校教員、警備員、スポーツインストラクター、キャビンアテンダント、ヨガインストラクター、旅行添乗員、など

※病院勤務の方や医療従事者の方には病院内の対応を想定したBLSヘルスケアプロバイダーコースをおすすめします
コースの特徴  AHAガイドライン2010に基づいた市民向けBLS講習です(教材はG2005日本語版を用い変更を加えながら進行します)。職業上の責務として蘇生行為を行なう可能性がある人も対象にしています。そのため、口対口人工呼吸だけではなく、ポケットマスク(フェイスマスク)を使ったより安全で効果的な人工呼吸法を標準としてトレーニングを行ないます。
受講料 国内標準価格 10,000円 (成人・小児コースのみの場合)
テキスト ハートセイバーAEDワークブック
シナジー \2,100
必要なもの 筆記用具、テキスト(あらかじめ書店でお求め下さい)
コース時間 約3.5時間(成人・小児のみの場合)/約4.5時間(乳児を含むフルコース)
修了証(カード) 実技試験に合格されるとアメリカ心臓協会AHAの公式修了カード/Heatsaver AEDカードが発行されます。(カードは後日郵送の形になります。)
修了証の期限 2年間有効


テキスト

テキストは、ハートセイバーAEDワークブック(シナジー社、2,100円)を使用します。限られた講習時間で最大限の効果を得るために、受講前に各自ご購入いただき、熟読ください。

オンライン書店の他、一般書店でも市販されています。店頭にない場合は、最寄り書店を通して注文可能です。



ハートセイバーAEDコース受講申し込み方法

BLS−AED.net横浜では、横浜市内を中心に不定期で公募によるハートセイバーAEDコースを開催しています。

募集中は、本ページ冒頭、またトップページでご案内いたしますので、専用送信フォームよりお申し込みください。


参考記事:救命先進国 アメリカ


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