ナースのための 患者急変 認識・評価コース

〜心臓が停まってからでは遅い!
ベッドサイドにいるナースのための真の急変対応とは!?〜




9月1日(金) ・・桜木町駅 徒歩4分
終了しました




院内急変の8割は、心停止前に予兆がある!

全国、どこの病院でも急変対応研修としてBLS(一次救命処置)訓練を行なっていることと思います。先進的な医療機関では、ALS(二次救命処置)トレーニングまでも手がけているかもしれません。

しかし、臨床で働くナースのための急変対応トレーニングは、本当にBLSやACLSだけでいいのでしょうか?

BLSもACLSも心停止対応教育です。つまり心停止にならなければ使えない、という点は意外な盲点かもしれません。

心室細動などの致死的不整脈による心停止は突然に発症することがありますが、病院内で起こる心停止事案の多くは、呼吸不全やショックによるものです。不慮の院内心停止の8割程度で、心停止にいたる8時間前までに何らかの予兆が現れていたとする報告もあります。(ACLSプロバイダーマニュアルG2005版より)

つまり、いわゆる急変は、もしかしたら「急激な変化」ではないかもしれないのです。

心停止に至る機序

ドクターコールで呼ばれてきた医師の急変対応教育はBLS〜ACLSでいいかもしれません。しかし、ベッドサイドにいるナースは、心停止になる前に気づける可能性が高いといえます。

心停止の予兆に気づき、適切な対応ができれば、心停止を食い止めることができるかもしれません。そのために、「なにかおかしい!」、そんなナースの直感の中身を分析し、明文化し、言語化する能力を高めるのが、「患者急変 認識・評価コース」です。



※この講習は、AHA PEARS、JSISH「患者急変対応コース for Nurses」などのエッセンスを織り交ぜたBLS横浜のオリジナルプログラムです。公式な資格認定や修了証発行はございません




コース概要

グループディスカッションが中心の約2時間のプログラムです。ビデオ教材を用い、病院での急変場面の映像を見ていただき、そこに潜む生命危機兆候を抽出する訓練を行ないます。なにが問題かを整理し、主治医への報告を行なうまでのプロセスを深めます。また、ナースサイドとしてできる「安定化」のヒントを学びます。


背景

もともと心停止前に早期に気づいて介入するという概念は、アメリカ心臓協会AHAの小児二次救命処置コースPALSの一部として提唱されていたものです。その後、米国ではPEARS(小児緊急認識評価安定化)コースとして発展しました。

これにヒントを得て、日本国内で小児に限らない非心停止急変対応コースとして開発されたのが、医療教授システム学会の「患者急変対応コースfor Nurses」や、NPO法人医療危機管理支援機構の「心停止回避コース:INARS」です。

もともとAHA-PEARSを開催してきたBLS横浜では、「患者急変対応コースfor Nurses」をベースにしつつ、PEARSのアセスメントの視点を盛り込んだ独自アレンジコースとして成人患者を想定とした「患者急変 認識・評価コース」を開催しています。


テキスト

講習で使う指定購入テキストはありませんが、短時間でより深い学びを得るためには、下記の参考図書のいずれかで「急変認知とアセスメントの基本的な考え方」について予習されることをお勧めします。


患者急変対応コース for Nursesガイドブック・・・中山書店、1,890円

Pears Provider Manual: Pediatric Emergency Assessment, Recognition and Stabilization(英文のみ)・・・AHA、$31

INARSコースガイド・・・シェパード、1,700円

PALSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2010準拠 ・・・AHA、11,550円






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