実践応用訓練を重視したファーストエイド･プログラム

産業ナースに求められるのは、応急手当を実施できるプロバイダースキルだけではありません。

現場唯一の医療職者としてのマネージメント能力が必要です。

周囲にいる従業員にいかに指示を出して、円滑に応急救護を進めるか？　そんな現場での応用をシミュレーションを通して学ぶ実践的なプログラムです。

受講条件：
産業分野で働く看護職、または衛生管理者等、職場での応急救護に責任ある立場の人

現在日本で開催されている応急手当＝ファーストエイド講習の大半は、一般市民による善意の応急救護を想定したものです。つまりプロ向けではありません。

また、もっとも重要な傷病者アセスメントの意識が希薄で、命に関わる優先順位の考え方や、複数のケガや問題が合併した場合の対応まで学べるプログラムは存在しません。

そうした現状を踏まえ、本プログラムでは、米国産業界で標準の職場のためのファーストエイド講習、AHAハートセイバー・ファーストエイド・プログラムをベースに、最新蘇生ガイドラインに基づいたCPRと現場マネージメント、さらには傷病者アセスメントとシミュレーショントレーニングを盛り込んだ実践的な取り組みを提唱します。

※この講習会は、BLS横浜オリジナル企画講習ですが、AHAハートセイバー・ファーストエイド講習を内包するため、AHA公式のファーストエイド･ライセンスを発行します。米国労働安全衛生局OSHA公認。

予定内容

１．ガイドライン2010の心肺蘇生法（実技復習）
２．バッグバルブマスクによる人工呼吸
３．傷病者アセスメント
４．ファーストエイド各論（ハートセイバー・ファーストエイド）
５．シミュレーション・トレーニングで学ぶ現場マネージメント